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更新:2025/03/01

LaTeX ＆ Katexでギリシャ文字を出力する方法について

LaTeX では、数学モードでギリシャ文字を入力する際に、コマンドとして “\alpha” や “\beta” などを用います。以下、代表的なギリシャ文字の LaTeX コマンドを一覧にまとめますので、参考にしてください。

目次

1. 小文字のギリシャ文字

文字 コマンド 出力 備考
π \pi π \pi パイ (pi)
α \alpha α \alpha アルファ (alpha)
β \beta β \beta ベータ (beta)
γ \gamma γ \gamma ガンマ (gamma)
δ \delta δ \delta デルタ (delta)
ε \epsilon または \varepsilon ϵ \epsilon , ε \varepsilon イプシロン (epsilon)。「\epsilon」「\varepsilon」で形状が異なる
ζ \zeta ζ \zeta ゼータ (zeta)
η \eta η \eta エータ (eta)
θ \theta または \vartheta θ \theta , ϑ \vartheta シータ (theta)。こちらも2種類の形がある
ι \iota ι \iota イオタ (iota)
κ \kappa κ \kappa カッパ (kappa)
λ \lambda λ \lambda ラムダ (lambda)
μ \mu μ \mu ミュー (mu)
ν \nu ν \nu ニュー (nu)
ξ \xi ξ \xi クシー (xi)
ρ \rho または \varrho ρ \rho , ϱ \varrho ロー (rho)。形状が異なる2種類がある
σ \sigma または \varsigma σ \sigma , ς \varsigma シグマ (sigma)。「\sigma」は通常、「\varsigma」は終端形
τ \tau τ \tau タウ (tau)
υ \upsilon υ \upsilon ウプシロン (upsilon)
φ \phi または \varphi ϕ \phi , φ \varphi ファイ (phi)。形状が異なる2種類がある
χ \chi χ \chi カイ (chi)
ψ \psi ψ \psi プサイ (psi)
ω \omega ω \omega オメガ (omega)

2. 大文字のギリシャ文字

文字 コマンド 出力 備考
Γ \Gamma Γ \Gamma 大文字ガンマ (Gamma)
Θ \Theta Θ \Theta 大文字シータ (Theta)
Σ \Sigma Σ \Sigma 大文字シグマ (Sigma)
Δ \Delta Δ \Delta 大文字デルタ (Delta)
Λ \Lambda Λ \Lambda 大文字ラムダ (Lambda)
Ξ \Xi Ξ \Xi 大文字クシー (Xi)
Π \Pi Π \Pi 大文字パイ (Pi)
Υ \Upsilon Υ \Upsilon 大文字ウプシロン (Upsilon)
Φ \Phi Φ \Phi 大文字ファイ (Phi)
Ψ \Psi Ψ \Psi 大文字プサイ (Psi)
Ω \Omega Ω \Omega 大文字オメガ (Omega)

 

3. 数式モードでの使用例

  • インライン数式モード: 
    これはインラインで \( \alpha + \beta = \gamma \) を示す例です。

    これは文章中で数式を埋め込むときに使用する書き方です。

  • ディスプレイ数式モード（改行して大きく表示）: 
    \[
  \Gamma(z) = \int_0^\infty x^{z-1} e^{-x} \, dx
\]

    このように \[ ... \] の中で書くと、改行して大きく表示されます。

3.1. 補足

  • katexやmathjaxでギリシャ文字を入力するときは、必ず（$ ... $ や \( ... \), \[ ... \] など）の中で使用してください。
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