更新:2024/09/16
Pythonのコメントとインデントについて


はるか
Pythonのコメントって、どうしてそんなに重要なんだろう?

ふゅか
あ、それね!コメントはコードをわかりやすくするためにあるのよ♪ 他の人が見たときにも、何をしているのかすぐに理解できるし、自分が後で見返すときも助かるわ!

はるか
なるほど、コメントはコードを読む手助けになる。
1. コメント
Pythonでは、コメントを使ってコードの説明や補足情報を書くことができます。コメントは実行されず、プログラムの動作に影響を与えません。コメントはコードを他の開発者や未来の自分が理解しやすくするために重要です。
1.1. 単一行コメント
単一行のコメントは、#
を使って記述します。この #
の後に続く内容は、その行の終わりまでコメントとして扱われます。
# これは単一行コメントです
print("Hello, World!") # この行もコメントを含んでいます
1.2. 複数行コメント
複数行に渡るコメントを挿入したい場合は、一般的に各行の先頭に #
をつけます。
# これは複数行に渡るコメントです
# 各行の先頭に # をつけることで、コメントを続けることができます
また、ドキュメント文字列(docstring)を使用して、関数やクラスの説明を記述することもできます。これには三重引用符 """
を使います。docstring はコメントではなく、実行時にもアクセス可能ですが、説明を追加するための手段として使われます。
def greet():
"""この関数は挨拶を表示します"""
print("Hello!")
2. インデント

はるか
インデントもPythonでは重要だよね。

ふゅか
うん!インデントはコードの構造を示すために不可欠なの!4つのスペースが標準だけど、タブを使ってもOK。ただし、スペースとタブを混ぜるとエラーになることがあるから注意ね♪
Pythonはインデント(字下げ)を使って、コードのブロック(構造)を表現します。他のプログラミング言語では {}
や begin-end
などの構文でブロックを明示しますが、Pythonではインデントがブロックの境界を示します。
2.1. 基本的なルール
- インデントは一般的に4つのスペースを使います。
- Pythonでは、ブロックごとにインデントを1レベル深くします。たとえば、
if
文やループ、関数定義などの中で使います。
if True:
print("This is inside the if statement") # インデントされています
print("This is outside the if statement") # インデントされていません
2.2. 関数定義とインデント
関数内でも、インデントを使ってブロックの内容を示します。
def my_function():
print("Hello, inside the function!") # 関数内でインデントされています
my_function()
2.3. インデントエラー
Pythonではインデントがコードの構造を決めるため、不正なインデントは構文エラー(IndentationError
)を引き起こします。インデントが不揃いだと、Pythonは正しくブロックを識別できません。
if True:
print("Correctly indented")
print("This will raise an error!") # 不正なインデント(エラー)
実際に実行すると次のようになります。
IndentationError: unindent does not match any outer indentation level
check
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