更新:2025/02/12
質的データの意味と具体例について


はるか
質的データって何?

ふゅか
簡単に言うと、数字じゃなくてカテゴリーで表されるデータのことよ!例えば血液型とか性別とかね。

はるか
数値じゃないなら、直接計算とかできない?

ふゅか
そうね、足し算や引き算はできないわ。でも、分類や集計には使えるの!例えば、好きな色の人数をカウントしたりね。
1. 質的データ
統計学では、データは大きく「質的データ(カテゴリーデータ)」と「量的データ」に分類されます。
質的データとは、数値ではなくカテゴリーやラベルで表されるデータのことを指します。例えば、
- 血液型(A, B, O, AB)
- 性別(男性、女性)
- 都道府県名(東京、大阪、福岡 など)
- 好きな色(赤、青、緑 など)
といったデータは、数値として計算するのではなく、分類やグループ分けに利用されます。
2. 質的データの種類
質的データは以下の2種類に分類できます。
2.1. 名義尺度(Nominal Scale)
名義尺度とは、データに順序がない場合の質的データを指します。例えば、
- 血液型(A, B, O, AB)
- 好きな色(赤、青、緑)
- 国籍(日本、アメリカ、フランス)
これらは単なる分類のため、数値演算はできません。
2.2. 順序尺度(Ordinal Scale)
順序尺度とは、データに順位や序列がある場合を指します。例えば、
- 教育レベル(小学校 < 中学校 < 高校 < 大学)
- 辛さのレベル(マイルド < 中辛 < 辛口)
- 満足度(不満 < 普通 < 満足)
ただし、これらのデータは順位があるものの、数値の間隔に意味はありません。