更新:2025/04/03
Laravelのキャッシュクリアとキャッシュ生成コマンドの使い方まとめ
Laravelでは、アプリケーションの動作を高速化するためにさまざまなキャッシュ機能が用意されています。しかし、設定変更後や不具合が起きたときには「キャッシュをクリア」し、その後必要に応じて「キャッシュを作り直す」ことが重要です。
この記事では、Laravelでよく使われるキャッシュクリアとキャッシュ再生成のコマンドについて、用途別に分けてわかりやすく解説します。
ふゅか
Laravelのキャッシュって、やっぱり定期的にクリアした方がいいの?
はるか
うん。変更が確認でき場合、まず疑うのはキャッシュ。
ふゅか
なるほど~。
はるか
configとかviewとか、それぞれにクリアコマンドある。
1. キャッシュをクリアするコマンド一覧
Laravelでキャッシュを削除するには、以下のコマンドを使用します。
| コマンド | 役割 |
|---|---|
php artisan config:clear |
.env や config ディレクトリの変更を反映するための設定キャッシュを削除します。 |
php artisan route:clear |
ルーティング情報のキャッシュを削除します。 |
php artisan view:clear |
Bladeテンプレートのコンパイル済みファイルを削除します。 |
php artisan cache:clear |
アプリケーション全体のキャッシュを削除します。 |
php artisan optimize:clear |
上記すべてのキャッシュをまとめて削除します。 |
1.1. キャッシュの削除
開発中に設定変更やルート定義を変えた後は、以下のように複数のキャッシュをクリアすると安心です:
php artisan config:clear
php artisan route:clear
php artisan view:clear
php artisan cache:clear
2. キャッシュを再生成するコマンド一覧
キャッシュはクリアしたままでも動作しますが、本番環境ではパフォーマンスを最大化するために再生成(作り直し)するのが一般的です。
| コマンド | 役割 |
|---|---|
php artisan config:cache |
設定ファイルをキャッシュして高速化します。 |
php artisan route:cache |
ルート定義をキャッシュしてルーティングを高速化します。 |
php artisan view:cache |
Bladeテンプレートを事前にコンパイルして、表示速度を向上させます。 |
2.1. キャッシュの再生成
本番環境にコードを反映した後、次のようにキャッシュを作り直すことでアプリケーションを高速に保てます:
php artisan config:cache
php artisan route:cache
php artisan view:cache
3. まとめ
| シーン | 実行コマンド例 |
|---|---|
| 開発中 | config:clear, route:clear, view:clear, cache:clear |
| 本番公開時 | config:cache, route:cache, view:cache |
| 一括削除したい | optimize:clear |
キャッシュはLaravelの重要な高速化手段のひとつですが、状況に応じて「削除」や「再生成」を適切に使い分けることがポイントです。問題が起きたときは、まずキャッシュクリアを試してみると良いでしょう。
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