はるか
三角比、まずは基本的な概念を押さえておくのが大事。
ふゅか
1. 三角比(正弦、余弦、正接)
三角比とは、直角三角形の角度と辺の比の関係を表す数学の概念で、特に正弦(sin)、余弦(cos)、正接(tan)の3つがよく使われます。

三角形ABCの正弦(sin)、余弦(cos)、正接(tan)は次のようになります。
sinθcosθtanθ=ABAC=ABBC=BCAC
2. 三角比の計算
次のような三角形ABCを考えます。

2.1. 正弦(sin)
直角三角形の斜辺の長さが 10、角度 θ に対するACの長さが 6 の場合、
sinθ=106=0.6
2.2. 余弦(cos)
斜辺が 10 で、角度 θ に対するBCの長さが 8 の場合、
cosθ=108=0.8
2.3. 正接(tan)
ACの長さが 6、BCの長さが 8 の場合、
tanθ=86=0.75
となります。
3. 有名角の三角比
ふゅか
それと、有名な角度の値も覚えておくと便利だよね。例えば、30°のsinは
21になるよ。
はるか
うん、30°や45°、60°の値はよく使うから、すぐ出せるようにしておきたい。
三角比の計算では、30°、45°、60°といった有名な角度の値を覚えておくと非常に便利です。
3.1. 30∘ の三角比
- sin30∘=21
- cos30∘=23
- tan30∘=33

3.2. 45∘ の三角比
- sin45∘=22
- cos45∘=22
- tan45∘=1

3.3. 60∘ の三角比
- sin60∘=23
- cos60∘=21
- tan60∘=3

これらの有名角の三角比は、多くの数学の問題で頻繁に利用されます。