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更新:2024/09/24

Gouldの数列とパスカルの三角形について

ふゅか
ふゅか
Gouldの数列って知ってる?パスカルの三角形にある奇数の数を数えるんだって!
はるか
はるか
うん、知ってる。1, 2, 2, 4, 2…って続いていくやつだね。

1. Gould’s sequence

Gouldの数列(Gould’s sequence)は、パスカルの三角形の各行にある奇数の数を数えたものです。この数列は1から始まり、各行に含まれる奇数の数がそのまま次の項になります。

例えば、パスカルの三角形の最初の数行は次のようになります。

1行目: 1

2行目: 1, 1

3行目: 1, 2, 1

4行目: 1, 3, 3, 1

5行目: 1, 4, 6, 4, 1

各行に含まれる奇数を数えると。

1行目: 1(奇数は1つ)

2行目: 1, 1(奇数は2つ)

3行目: 1, 2, 1(奇数は2つ)

4行目: 1, 3, 3, 1(奇数は4つ)

5行目: 1, 4, 6, 4, 1(奇数は2つ)

したがって、Gouldの数列は

1,2,2,4,2,4

 

2. 10行目まで計算

Gouldの数列の10行目までを計算してみます。

パスカルの三角形の最初の10行と、それぞれの行に含まれる奇数の数を数えると次のようになります。

1行目: 1 (奇数は1つ)
2行目: 1, 1 (奇数は2つ)
3行目: 1, 2, 1 (奇数は2つ)
4行目: 1, 3, 3, 1 (奇数は4つ)
5行目: 1, 4, 6, 4, 1 (奇数は2つ)
6行目: 1, 5, 10, 10, 5, 1 (奇数は4つ)
7行目: 1, 6, 15, 20, 15, 6, 1 (奇数は4つ)
8行目: 1, 7, 21, 35, 35, 21, 7, 1 (奇数は8つ)
9行目: 1, 8, 28, 56, 70, 56, 28, 8, 1 (奇数は2つ)
10行目: 1, 9, 36, 84, 126, 126, 84, 36, 9, 1 (奇数は4つ)

この結果を基に、Gouldの数列の10行目までをまとめると、

1, 2, 2, 4, 2, 4, 4, 8, 2, 4・・・

これがGouldの数列の最初の10項です。