python os の tips
1. 目次
1.1. osについて
osは、Pythonの標準ライブラリの一部であり、ファイルシステムの操作を行うための多数の関数を提供しています。これらの関数を使用することで、ファイルやディレクトリの作成、削除などを行うことができます。
1.2. import
今回、あらかじめimportするライブラリを書きます。
import os
1.3. os
1.3.1. os.mkdir()
指定されたパスに新しいディレクトリを作成するために用います。すでにディレクトリが作成されている場合は、作成することができません。また、存在しないパス上で新しいディレクトリを作成することはできません。
os.mkdir('data')
1.3.2. os.makedirs()
指定されたパスの中に、必要なすべてのディレクトリを作成します。たとえば、次のようなコードを書くことで、3つの階層を持つ新しいディレクトリを作成することができます。また、exist_ok=Trueと引数に書くことで、すでにディレクトリが存在している場合であっても、エラーが発生しないようにすることができます。
os.makedirs('date/today/img',exist_ok=True)
1.3.3. os.listdir()
os.listdirは指定されたパスにあるファイルやディレクトリの一覧を取得するために用います。
files = os.listdir('.')
print(files)
1.3.4. os.rename()
os.renameは指定されたパスのファイルやディレクトリの名前を変更するために用います。
os.rename('data', 'date')
1.3.5. os.remove()
指定されたパスのファイルを削除するために用います。
os.remove('new.txt')
1.3.6. os.getcwd()
現在の作業ディレクトリを取得するために用います。
cwd = os.getcwd()
print(cwd)
1.3.7. os.getcwdb()
現在の作業ディレクトリをバイトとして扱いときに用いる。実際にデータの型を確認すると、バイト型となっている。
cwdb=os.getcwdb()
print(type(cwdb))
#class 'bytes'
1.4. os.path
1.4.1. os.path.join()
パスを結合して、開発環境に依存することなく新しいパスを作成することができます。
path1 = 'a'
path2 = 'file.txt'
full_path = os.path.join(path1, path2)
print(full_path)
1.4.2. os.path.split()
パスの末尾にあるファイル名やディレクトリ名を返すために用います。
os.path.split(full_path)
1.4.3. os.path.basename()
パスの末尾にあるファイル名やディレクトリ名を返す関数です。
os.path.basename(full_path)
1.4.4. os.path.exists()
指定されたパスが存在するかどうかを判定するために用います。
os.path.exists(full_path)
osと一緒にglobというライブラリがよく使用されます。globについてもまとめたので、こちらの記事もぜひ読んでみて下さい。