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更新日: 2024/09/03

2次・3次の行列式の計算方法・具体例・例題について

行列式

行列式とは

行列式とは、正方行列に対して定義される特別な計算方法です。行列式は通常、行列を縦棒 \( | \) で囲むか、`det`という記号を使って表現されます。2次行列や3次行列の行列式は、計算が比較的簡単であり、特に2次の場合には「サラスの公式」として知られています。

具体例

2次の行列式は次のようになります。

\[ \begin{vmatrix} 1 & 4 \\ 99 & 2 \\ \end{vmatrix} \]

2次行列の場合の行列式

2次の正方行列(2×2行列)の行列式は、次のように計算されます。


\[ \begin{vmatrix} a_{11} & a_{12} \\ a_{21} & a_{22} \\ \end{vmatrix} = a_{11} \cdot a_{22} - a_{12} \cdot a_{21} \]

これは、行列の対角要素 \( a_{11} \) と \( a_{22} \) を掛けた値から、その他の対角線の要素 \( a_{12} \) と \( a_{21} \) を掛けた値を引くことで求められます。

2次の行列式の視覚的理解

ふゅか
ふゅか
2次の正方行列の行列式は、対角線上の要素を使って簡単に計算できるんだよ。覚えやすいし、便利だよね。

下図を見てみましょう。青い矢印で示された部分が正の符号を持つ項、赤い矢印で示された部分が負の符号を持つ項を表しています。

 

3次行列の場合の行列式

3次の正方行列(3×3行列)の行列式は、より複雑ですが、以下のように計算されます。


\[ \begin{vmatrix} a_{11} & a_{12} & a_{13} \\ a_{21} & a_{22} & a_{23} \\ a_{31} & a_{32} & a_{33} \\ \end{vmatrix} = a_{11}a_{22}a_{33} + a_{12}a_{23}a_{31} + a_{13}a_{21}a_{32} - a_{11}a_{23}a_{32} - a_{12}a_{21}a_{33} - a_{13}a_{22}a_{31} \]

ここでは、6つの項を足し合わせています。

3次の行列式の視覚的理解

3次行列の行列式は、項が6つ存在するため、それらを2つの図に分けて視覚的に確認しましょう。以下の図で、青い矢印が正の符号を持つ項、赤い矢印が負の符号を持つ項を表しています。

まず、正の符号を持つ部分です。
3次の行列式で+で計算する部分

次に、負の符号を持つ部分です。
3次の行列式でマイナスで計算する部分

 

はるか
はるか
3次の行列式は少し複雑。
ふゅか
ふゅか
項が増えるけど、視覚的に理解すれば、迷わずに計算できるよ。

行列式の計算問題

ふゅか
ふゅか
実際に計算してみよう!2次と3次、それぞれの行列式を求めてみて。やり方はさっきの説明通りだよ。
はるか
はるか
うん。行列の要素に気をつけながら、計算する。

2次の行列式の例題

正方行列$A,B,C$を以下のようにする。

$A=\begin{bmatrix}
1 & 2 \\
3 & 4 \\
\end{bmatrix}$、$B=\begin{bmatrix}
-2 & 5 \\
1 & -3 \\
\end{bmatrix}$、$C=\begin{bmatrix}
0 & -1 \\
2 & 3 \\
\end{bmatrix}$
それぞれの行列式を計算せよ。

計算は以下のようになる。

$\mathrm{det}A$

$=\begin{vmatrix}
1 & 2 \\
3 & 4 \\
\end{vmatrix}$

$=1\times4-2\times3$

$=-2$

$\mathrm{det}B$

$=\begin{vmatrix}
-2 & 5 \\
1 & -3 \\
\end{vmatrix}$

$=-2\times(-3)-1\times5$

$=1$

$\mathrm{det}C$

$=\begin{vmatrix}
0 & -1 \\
2 & 3 \\
\end{vmatrix}$

$=0\times3-(-1)\times2$

$=2$

3次の行列式の例題


正方行列A,B,Cを以下のようにする。

$A=\begin{bmatrix}
1 & 2 & 3 \\
4 & 5 & 6 \\
7 & 8 & 9 \\
\end{bmatrix}$、$B=\begin{bmatrix}
2 & 0 & -1 \\
1 & 3 & 2 \\
-3 & 4 & 1 \\
\end{bmatrix}$

それぞれの行列式を計算せよ。

計算は以下のようになる。
$\mathrm{det}A=\begin{vmatrix}
1 & 2 & 3 \\
4 & 5 & 6 \\
7 & 8 & 9 \\
\end{vmatrix}$

$=45+84+96-72-105-48$

$=0$

$\mathrm{det}B=\begin{vmatrix}
-1 & 0 & 1 \\
0 & -2 & 1 \\
-2 & 1 & 0 \\
\end{vmatrix}$

$=0-(4-1)$

$=-3$

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